「働きながらだと、通学型のほうが強制力があって続くのでは」。無料カウンセリングで、社会人の方からよく受ける質問です。結論から言うと、オンラインか通学かは強制力では決まりません。決めるのは、あなたの生活構造との相性です。帰宅時間が読めない人、移動に使う体力を残したくない人は、通学しないほうが続きます。逆に、通学が向く人も確かにいます。
この記事は、オンライン専業のWeb制作スクールAddedPallasの運営で見てきた「オンラインで続く社会人・続かない社会人」の違いをもとに、次の順で解説します。
スクール選び全般の基準や比較表の作り方は別の記事にまとめてあるので、本記事は「オンラインか通学か」と「オンラインならどこを見るか」の見極めに絞ります。
先に答えを書くと、通学の強制力が効くのは「決まった曜日の決まった時間に、教室へ行ける生活」の人だけです。その条件を満たせない社会人にとって、通学は強制力ではなく欠席の積み重ねになります。
数字で確認します。総務省の令和3年社会生活基本調査によると、通勤・通学する人の1日平均は1時間19分(往復)です。仕事の通勤でこれだけ使ったうえに、平日の夜や週末にスクールへの移動を上乗せする。片道30分の教室でも、往復と支度で1回あたり1時間半前後が学習以外に消えます。働きながらの学習は週に何時間確保できるかの勝負なので、この移動分は小さくありません。
一方で、挫折の主因は形態ではありません。当校のカウンセリングで他スクールの挫折経験を聞いていても、「オンラインだったから」より「質問できずに詰まったまま止まった」「繁忙期に中断してそのまま」が圧倒的です。つまり続くかどうかを分けるのは、通学かオンラインかではなく、質問のしやすさ・ペースの伴走・中断を前提にした設計というサポートの中身です。この選び方の基準は社会人向けWeb制作スクールの選び方の記事で5つに整理しています。
そのうえで、形態との相性は確かに存在します。次の診断で確かめてください。
分かれ目は意志の強さではなく、時間・場所・質問の3つの生活条件です。
| 質問 | はい → | いいえ → |
|---|---|---|
| 平日の帰宅時間は日によってバラつくか | オンライン向き(固定の授業時間に通えない) | どちらでも可 |
| 自宅にPCを広げて1〜2時間座れる場所があるか | オンライン向き | 通学向き(または作業場所の確保が先) |
| 学習時間は細切れ(平日30分×数回+週末)になりそうか | オンライン向き(録画教材と相性が良い) | どちらでも可 |
| 詰まった箇所を文章やスクリーンショットで説明するのは苦にならないか | オンライン向き | 通話・画面共有のあるオンラインなら可(後述) |
| 週2〜3時間の移動時間を、学習とは別に毎週捻出できるか | 通学も選択肢 | オンライン向き |
「オンライン向き」が3つ以上つくなら、通学しないほうが続くタイプと考えて構いません。特に上の2つ(帰宅時間・作業場所)は効きます。帰宅が不規則な人が固定曜日の教室に申し込むと、欠席→遅れ→気まずさ→足が遠のく、という順で止まっていきます。
注意してほしいのは4つ目です。「対面でないと質問できない気がする」を理由に通学を選ぶ人は多いのですが、これはオンライン側の仕組みで解決できることが多い項目です。テキストだけでなく通話や画面共有で質問できるスクールなら、対面とほぼ同じやり取りが自宅でできます。ここは後半の「5つのポイント」で確認方法を書きます。
オンラインで止まる人は、意志が弱いのではありません。オンラインの仕組みに固有のつまずきが3つあり、どれも対策できます。運営の現場から書きます。
録画教材の自由さは、後回しの自由さでもあります。通学の「今日の19時から授業」に相当する締切がないため、疲れた日の学習は自然に消えます。対策はシンプルで、曜日と時間を先に決めてカレンダーに入れること。そして、それを一人で守り続けるのは難しいので、進捗を確認してくれる伴走がスクール側にあるかを入会前に見てください。
社会人の学習は夜です。22時に詰まって質問を送り、回答が翌日の夕方に届く頃には、次に机に向かえるのは2日後。この時差が積み重なると、詰まりごと放置する癖がつきます。実際、質問を送らないまま3日止まっていた受講生が当校にもいました。連絡を入れるべきか、催促と受け取られないかと講師側も迷いましたが、結果は通話15分での再開。「こんな初歩的なことを聞いていいのか分からなかった」という受講生の一言に、迷っていたこちらが反省させられました。質問できる時間帯と、回答までのおおよその速さは、オンラインスクール選びで最初に確かめるべき項目です。
教室には「同じ時間に同じことをしている人」がいます。オンラインにはいません。自分が速いのか遅いのか分からないまま進むのは、想像以上に消耗します。対策は、講師との定期的な接点(添削・面談・進捗確認)が仕組みとして組み込まれているかどうか。孤独感は根性ではなく接点の頻度で解決するものです。
なお、初速で飛ばしすぎる・100%理解してから進もうとする、といった挫折パターンはオンラインに限りません。そちらは社会人向けWeb制作スクールの選び方の記事で「途中で消える人の5つの共通点」として書いています。
料金体系やカリキュラム内容、卒業後の出口といった一般の比較軸はスクール比較で外せない7項目の記事に譲り、ここではオンライン形態だから確認すべき点だけを挙げます。
5つとも、無料カウンセリングや体験の場で確認できます。カウンセリングで聞くべき質問のリストは選び方の記事にまとめてあるので、あわせて使ってください。
立場を開示しておくと、AddedPallasはオンライン専業のWeb制作スクールです。教室は持っていません。だからこそ上の5つは自校の設計課題そのもので、質問はチャットで無制限に受けつつ、テキストで伝えにくい詰まりはZoomなどの画面共有つき通話でも無制限に対応する。質問や添削への回答は1営業日以内、受講生1人に専属講師が1人ついて進捗を見る。学習時間は自社の学習システムでグラフ化され、自分のペースが客観的に見える。理由1〜3への対策を、そのまま仕組みにした形です(体制の詳細はサポート体制のページにあります)。
受講生は20〜40代の働く社会人が中心です。受講生の声に載せているのも、電気関係の仕事から転身した26歳、サービス業と両立した29歳と33歳、自営業の37歳など、本業と並行してオンラインで学び続けた方たちです。通学できる時間がない人が続けられるように作られた環境は、裏を返せば「通える人にも移動ゼロで同じ中身を届けられる」ということでもあります。
要点を置いておきます。
自分がどちらのタイプか判断がつかない場合は、当校の無料カウンセリングで平日の帰宅時間と週末の過ごし方を教えてください。オンラインで続けられそうか、どんな時間割なら現実的かを、その場で一緒に見立てます。
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